1 敬語が苦手である原因

問1 尊敬語と謙譲語の違いを説明しなさい。
問2 「言ふ」の尊敬語と謙譲語を、それぞれ2つずつ挙げなさい。

問1:
尊敬語は動作主に対する敬意を表す敬語で、謙譲語は動作の受け手に対する敬意を表す敬語である。
問2:
「言ふ」の尊敬語:のたまふ・おほす・のたまはす など。
「言ふ」の謙譲語:申す・聞こゆ・そうす・けいす・聞こえさす など。

 そのため、問1が不正解だった人は、「敬語の種類」についての知識が不足しているということになり、問2が不正解だった人や、一部しか答えられなかった人は、「主要な敬語」についての知識が不足しているということになります。

 つまり、敬語が苦手である原因は、  

⑴「敬語の種類」についての知識不足
⑵「主要な敬語」についての知識不足

となります。

 ここまで読んできて、

2 敬語は知識問題である!

 敬語を苦手としていた、ある生徒さんは、本文の文脈から、尊敬語か謙譲語かを考えて決めている、と言っていました。

3 「敬語の種類」についての知識

①尊敬語:話し手が、動作主への敬意を表す。
②謙譲語:話し手が、動作の受け手への敬意を表す。
③丁寧語:話し手が、話の聞き手への敬意を表す。

①尊敬語:動作主への敬意
②謙譲語:動作の受け手への敬意
③丁寧語:話の聞き手への敬意

4 中間のまとめ

敬語が苦手な人に必要なこと

①「敬語は知識問題である!」と認識する。
②「敬語の種類」を覚える。